デスポルパ-ド珈琲物語


デスポルパ-ド珈琲豆とは?  

珈琲品種 ムンドノーボ種 デスポルパ-ド珈琲豆
生豆生産国 ブラジル
生豆産地 パラナ州
農園 テオランディア農園
農園主 ジョルジ
デスポルパドール ジェアンドロ
名誉デスポルパドール アントニオ
ロースター エンヒ


デ ス ポ ル パ ― ド 珈 琲 は 、ブ ラ ジ ル の パ ラ ナ 州 北 東 部 地 域 (Norte Pioneiro) に 産 す る 地 域 特 性(TERROIR) の 味 わ い 深 い ス ペ シ ャ ル テ ィ コ ー ヒ ーです。
ACENPP (Associação de Cafés Especiais do Norte Pioneiro do Paraná )
当店は日本スペシャルティ コーヒー協会SCAJ(Speciality Coffee Association of Japan)のメンバーです。

赤い果実(コーヒーチェリー)を樹上で完熟発酵させた後に、高温になる庭で天日に晒し、コーヒーチェリーの養分を残らず珈琲豆(Coffee Beans)の中に凝縮還元させ、最後に水洗いを一切する事なく、手作業によりコーヒーチェリーの果肉剥離処理を施す(despolpar)、手間暇かけた高品質珈琲豆だけがデスポルパ-ド珈琲豆と呼ばれていました。今それは、デスカスカード珈琲豆(Café Cereja Descascado)とも呼ばれています。

QUALIDADE DO CAFÉ NATURAL E DESPOLPADO APÓS SECAGEM EM TERREIRO E COM ALTAS TEMPERATURAS.

The Quality of Natural Coffee is raked and depulped after drying in the yard with high temperature.

自然な発酵工程を経て精製されたデスポルパ-ド珈琲豆は、これぞコーヒーという、独特で馥郁たる、優しく芳醇な香りを放ち、忘れえぬ深い味わいで、昔、ブラジルのデスポルパ-ド珈琲園を訪れた喫飲者達を虜にしたと伝えられています。そして、「一皮むけた」「きれい」を意味する「デスポルパ-ド」を冠されたまま、約30年前ブラジルの大霜で全滅し、門外不出のまま封印された珈琲豆、それがデスポルパ-ド珈琲豆です。今は未だ少量ですが、またここにデスポルパ-ド珈琲が少しづつ甦りつつあります。


デスポルパドール
パルプ(polp)と呼ばれる、コーヒチェリーの果肉。このポルプを剥がす(despolpar)作業は、水洗いでも出来なくはありません。しかし完熟発酵成分が水洗いされた珈琲豆は、そのプロセスにおいて発酵工程があったとしても、その大事な発酵養分が溶解してしまいます。故に「Wet Process Coffee」や「Washed (out) Coffee」または「Pulped Coffee」と呼ばれているものは、決して天然珈琲「CAFÉ NATURAL」と呼ばれる事はありません。

一方天日干しの珈琲豆には養分を返した後の干乾びた果肉の残骸が豆にこびり付いています。これをレーキで掻きとったり天日干しと風の力で吹き飛ばしたりしながら、慈しむ如く珈琲豆を芳醇な香りの領域の品質に高める、「デスポルパドール」と呼ばれる職人の存在について、これまで余り多く語られる事はありませんでした。然し1975年刊行のNovo Dicionario Aurelioには、Despolpador (デスポルパドール)という語が集録されています。
デスポルパドールという珈琲作りの親方が最終的に品質を保証する珈琲豆がデスポルパ-ド珈琲です。
当店で扱う珈琲生豆のデスポルパドールは、日系ブラジル・コーヒー移民のアントニオです。デスポルパ-ド珈琲豆の焙煎については、アントニオの指導の下、日本で行っています。


アスーカゥ砂糖

カフェジーニョに欠かすことの出来ないサトウキビから精製された、アスーカゥ砂糖もブラジルの大地の賜物です。


カフェジーニョ
デスポルパ-ド珈琲豆とアスーカゥ砂糖の絶妙な抽出のコラボレーションは、まさにブラジル生まれのサンバ、ボサノバ。野点カフェジーニョで、ブラジル珈琲の真髄といえる味わいが、深く静かに甦ります。


ブラジル珈琲移民史
「一皮むけた」「きれい」を意味する「デスポルパ-ド」を冠されたまま、約30年前ブラジルの大霜で全滅し、門外不出のまま封印された珈琲豆、伝説のデスポルパ-ド珈琲とデスポルパドール達。このブラジル珈琲物語は、また日系を含むブラジル・コーヒー移民の歴史と重なっています。
ブラジル南回帰線からのそよ風とデスポルパ-ドな朝のコーヒー、「カフェ・ダ・マニャ-ン」の一杯に乗せて、ブラジル・コーヒー移民、デスポルパドール達の珈琲物語は、まだまだ続いています。


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